こんにちは、さちです。
今日は、太宰府に来たらまず訪れたい「太宰府天満宮」の魅力を、初めての方にもわかりやすくご紹介します!
太宰府天満宮ってどんな場所?
太宰府天満宮は、福岡県太宰府市にある歴史ある神社で、学問の神様として知られる菅原道真を祀っています。道真は平安時代の優れた学者・政治家でしたが、無実の罪で太宰府に左遷され、その地で亡くなりました。その後、彼の死を悼んだ人々によって神として祀られるようになり、今では全国の天満宮の総本社的な存在となっています。
境内は自然豊かで、特に春には梅の花が咲き誇り、多くの参拝客を魅了します。これは、道真が生前に梅をとても愛していたことにちなんでおり、有名な「飛梅(とびうめ)」という伝説の梅の木も本殿のそばにあります。また、学業成就や受験合格を祈願する人々が全国から訪れることでも知られ、受験シーズンには多くの学生で賑わいます。
観光地としても人気で、参道には名物の「梅ヶ枝餅」をはじめ、土産物屋やカフェなどが並び、散策を楽しめるスポットです。歴史と自然、そして信仰が調和した、心落ち着く場所ですよ。
ここは押さえたい!境内の見どころ
①太鼓橋と心字池
太宰府天満宮の太鼓橋は、境内にある「心字池(しんじいけ)」に架かる三連橋で、参拝者が本殿へ向かう際に渡る重要な場所です。心字池の名前は、その形が漢字の「心」をかたどっていることに由来しています。


三つの橋は、仏教思想の「三世一念(過去・現在・未来)」を表現しており、それぞれ以下の意味があると言われています。
- 過去の橋(太鼓橋):過去を象徴し、振り返らずに渡ることが推奨されています。
- 現在の橋(平橋):現在を象徴し、立ち止まらずに渡ることが推奨されています。
- 未来の橋(太鼓橋):未来を象徴し、つまずかずに渡ることが推奨されています。
これらの橋を渡ることで、参拝者は心身を清め、三世の邪念を払うとされています。
参拝の際は、これらの意味を思い出して、ぜひ心を込めて橋を渡ってくださいね。
②御神牛(ごしんぎゅう)
御神牛は、菅原道真公が生まれた年(845年)が丑年だったことや、太宰府で亡くなった際、道真の遺体を運んでいた牛が動かなくなり、その場を墓所としたという伝説が由来になっています。

御神牛の体を触ると、その部位の不調がよくなったり、知恵を授かると信じられています。特に頭をなでると頭がよくなる・学問成就すると言われ、受験生を中心に多くの人が訪れては牛の頭を撫でていきます。頭だけピカピカですね!
太宰府天満宮の境内には、御神牛の像が数体存在します。参道を進んで一番初めに目に入る御神牛にはたくさんの人が写真をとるために並んでいますが、特に有名なのは、本殿前にある「臥牛(がぎゅう)」の像です。御手水に気をとられて見逃す方が多いのか、こちらは並ばずに写真を撮れたり触れたりします!御手水の近くの御神牛をぜひ探してみてください!
③御本殿(2026年5月までは仮殿)
2025年6月現在、本殿は仮殿となっており、現在の姿を見られるのは2026年5月中旬ごろまでの3年間限定です。デザインは大阪万博なども担当している建築家藤本壮介氏、音響監修はサカナクション山口一郎さん率いるチームが担当しているそうです。

「浮かぶ森」がコンセプトの仮殿。今しか見られない特別体験です!
④参道の梅ヶ枝餅(うめがえもち)
天満宮を参拝したら絶対食べたい!食べ歩きにぴったりな名物スイーツです。
おすすめの参拝の時間帯と周辺スポット
・朝早めの時間帯が静かでおすすめ。参道のお店の営業は早いところだと9時から開店し、10時にはほとんどのお店が営業開始します。参拝だけであれば夏は6時から開門しています。
・時間があれば「九州国立博物館」や「天開稲荷神社」「竈門神社」もぜひ一緒に観光しましょう!
アクセス方法
🚆 博多駅から
直通バス「旅人」で約40分。地下鉄と電車利用で約40分ほどで到着します。
✈️ 福岡空港から
直通バス「旅人」で約25分。地下鉄と電車で約50分。車で30分ほどで到着します。
最後に
行ったらきっとまた来たくなる魅力溢れる太宰府天満宮。
春は梅、夏は新緑、秋は紅葉、冬は初詣と、四季折々の美しさも魅力のひとつ。
自然と歴史を感じながらゆっくり散策できます。
歴史に触れ、美しい自然に癒されながら、自分だけの特別な時間を見つけてくださいね。
素敵なお出かけになることを心から願っています!
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